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外構計画 『坪庭』

2012年03月24日

坪庭と言えば、長屋(うなぎの寝床)を思い出しますね。

開口に対し年貢(固定資産税)をかけてきたことから、開口を狭く、奥行きを長く取るような敷地配分が出来上がりました。

このことより、奥に行くほど暗くなり、風は通らなくなるので庭を設ける事により採光と通風を確保した苦肉の策です。

しかし、その苦肉の策を上手に利用しました。

坪庭です。

小さな空間にスケールの大きな海や川の流れを模擬的に作成したり、純粋に木や石の配置または壁を作った例も多くあります。

侘び寂びの世界ですね。

ど~んと大きな敷地に住まれている方ではなく、規制のある敷地で庭や建築をご計画の方は、ぜひこの先人の知恵である坪庭の手法を取り入れてみてはいかがでしょうか。





仏生山の家の坪庭

敷地と採光と通風を考慮した奥行き半間の庭を造りました。

立派な庭ではありませんが、思惑の採光と通風は確保できました。


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